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「Weblog/blog」についてのアンケート調査

「Weblog」、認知度/利用度ともに大幅に向上

リサーチプラスは昨年に引き続き、男女計300名のインターネットユーザーを対象とし、「Weblog/blog」についてのアンケート調査を行い、その結果を発表した。

これによると、「Weblog」または「blog」という言葉を「知っている」としたのは89.3%。この1年で実に35.3ポイントも認知度が向上していることがわかった。またその内訳は、最も多かったのが「なんとなくだが、知っている」39.3%(昨年比+21.0)、「聞いたことはあるが何のことだかわからない」 28.7%(-1.3)、「一通り説明できる」21.3%(+15.6)で、認知度のみならず理解度も向上しているようだ。

しかし、Weblogも含めた「自分のWebサイト(以下個人HP)」を持っているかを訪ねたところ、「持っている」としたのは29.7%(+5.3)。言葉や意味の普及に対して、実際の利用は緩やかに伸びていることがわかる。

Weblogとは、個人日記をつけて公開したり更新したりするのに便利な機能を備えた個人発の情報サイトのことで、blogというのはその略称。情報に対するコメントや他のWeblogからの引用などが簡単に行えるようにある統一された仕組みを持っており、更新情報などを自動的に通知することも可能等の機能が備わっている。そこで、この説明を記載した後、「個人HPを持っている」ユーザーに「現在のWeblogとの関わり方」を尋ねた。

これによると、最も多かったのは昨年同様「これからWeblogをやるつもりは特にない」という答えだが、その比率は28.1%(-21.2)で大きく減少。次いで「今後なんらかの形でWeblogを利用したいと考えている」24.7%(-13.7%)、「はじめからWeblogをやっている」23.6%(+12.6)、「持っていた自分のサイト内にWeblog(機能)を追加した」20.2%(+18.8)、「持っていた自分のサイトをすべてWeblogに切り替えた」3.4%(+3.4)。約半数近くが既にWeblogを利用しており、2割以上のユーザーが利用意向を持っていることがわかった。

また各々の理由は、「これからの主流になりそうだから」「面白そう」(今後なんらかの形で…)、「アフィリエイトを始めるのに伴って」「ポイント還元などがあったから」「簡単に日記とコミュニケーションが楽しめそうだったから」(はじめから)、「更新が簡単」「今までの日記サービスより使いやすいから」「これまでより頻繁なコミュニケーションが実現できそうだから」(自分のサイトに追加)、「記入・公開更新が簡単」「維持費が安い」(全てを切り替え)など。一方、「これからWeblogをやるつもりは特にない」理由としては、「現状で満足」とする声と、「Web上での日記(情報公開)に興味が無い」との声に二分しているようだ。

更に、現在既にWeblogを利用している人に、その感想を尋ねてみた。これによると、「画像を追加したり、1日単位で日記にコメントをつけたりと使いやすい機能が揃っている」「日別/月別/ジャンル別などが簡単にできるため、記録という意味でとても重宝している」「手間をかけずに更新できるのが良い」「楽しい」といった意見が多く挙がっている。しかしその一方で、「初心者でも簡単に始められるが、デザインなどに個性を出すことができないのが残念」「自動的にある程度やってくれるのは良いが、決められた範囲内でしかカスタマイズできないのが不便」「アフィリエイトなどを始めるには知識が必要なので、あくまで『とっかかり』としか考えられない」など、恐らくは既にHPを 運営していたと思われるユーザーからは、更なる利便性の向上が求められた。

また、「現在個人HPを持っていない」とした70.3%のユーザーに対して、Weblogの説明を行った後で今後の利用意向を訪ねたところ、「最近、本や雑誌、TVCMなどでも言葉を聞くので興味がわいた」「面白そうだと思う」「友人も始めたので」といった理由から「Weblogをやってみたい」としたユーザーが20.9%(+19.1)。また、「Weblogがどんなものか、もう少し知りたい」という25.1%(+7.0)の人からは、「どのような情報を発信し、それらをどう活用できるのかなど、blogの有効性がわからない」「現在HPを制作中なので興味がある」「プライバシーやセキュリティについて等が少し知りたい」「不特定多数の人に公開するものだから、書く内容を検討しなければならない」といった意見がみられるが、最も多かったのは「通常の個人HPとの大きな違いが知りたい」という声だった。

一方、「特に、やりたいと思わない」54.0%(-26.2)では、「個人的な日記を公開するつもりはない」という声と、「個人HP自体、作る気がない」に二分。また、「マメではないので毎日更新できないと思う」という理由も多く寄せられている。これらのことから、この1年で「Weblog」は、認知度、普及ともに大幅に向上しており、また利用意向を占めるユーザーも拡大していることから、今後の更なる普及も推測できる。また、「今後もやりたいと思わない」とうする人もやはり半数程度は存在しているが、「通常のHPや日記サービスとの違いを知りたい」など、Weblog自体の認知度の更なる向上が利用に結びつく可能性もある と考えられる。

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